明日から書く。

□ 図書館グーゴルプレックス □

幕間3

○「水素爆弾四十重奏曲」

水素爆弾四十重奏曲(Hydrogen Bomb-Quadragetet)は、グーゴルプレックス図書館技術院長官、ジタンファ・ドロザンド・アルヒレト=ホテップ・ヤリナレス・グリバウン・ユン=イラーラ・フウドラザイ・リンパン=タン・ルウン・ジャビム・ヨハルネト=ラハイ・フェイトが作曲した重奏曲。彼の長大なオペラ「宿命」の「キューバ危機」の最終場面の曲。2010年(図書歴)に作曲された。


○作曲の経緯

図書館の情報崩壊を食い止めようと奮戦していたジタンファは、ある日疲れて眠った際、奇妙な夢を見た。とある宇宙、その中のとある惑星が、核爆弾によって滅びてしまう顛末を描いたオペラだ。この夢に触発されたジタンファは、これを現実のものとしようなどとは夢にも思わず、徹頭徹尾単なるジョークとして、この曲を書き上げた。


○初演

驚くべき事に、一度演奏されている。
2010年(図書歴)、八番宇宙の死滅認定済み惑星「オールデディ・レッド」にて世界初演。初演に際して綿密なコンピュータ・シミュレーションが行われ、惑星の地殻に与える影響は最小限に絞られた。


○編成

・水素爆弾四十重奏
 ・15メガトン級水素爆弾 30
 ・30メガトン級水素爆弾 7
 ・50メガトン級水素爆弾 2
 ・100メガトン級水素爆弾 1
直接演奏を行うのは上記のみだが、前もって惑星に水爆を設置し、観客のための地下シェルターを用意するための人員も必要である。


○概要

それぞれの水爆に一人の技師がつき、惑星を周回する宇宙機に乗り込み、タイミングが来たらスイッチを入れる。
水爆の爆発の映像は惑星の地下500メートルに設置されたシェルター「コンサート・ホール」に中継される。また、爆発の衝撃は地殻を伝わり、シェルターに直接響く。
この映像と衝撃の相乗効果により、筆舌に尽くしがたいほどのカタルシスを聴衆に与えるという。
なお、観客は事前に健康保険に入ることが義務づけられた。


○演奏時間

最初の爆発から、最期の爆発まで30分程度。
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Date:2014/05/04
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Thema:オリジナル小説
Janre:小説・文学

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