明日から書く。

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2014/05/20
ゾンビ同居中Z。] 【#2】プリティ・ガール
2014/05/20
ゾンビ同居中Z。] 【#1】ザ・アパート・オブ・ザ・デッド
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#14】セブン・デイズ・ア・ウィーク(後編)
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#13】セブン・デイズ・ア・ウィーク(前編)
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#12】バナナナ
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#11】おかわりいただけるだろうか
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#10】現金に身体を張れ
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#9】僕らのカコへ順回転
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#8】ウォッチメン
2014/05/20
ゾンビ同居中。] 【#7】イグアナの小娘
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 概要: 

ゾンビ同居中Z。] 【#2】プリティ・ガール

 概要:  夜の西田井家。『ううー、あー』『キャアアアアア』 カーテンまで閉め切った暗い部屋の中で、ただブラウン管のみが陰気な光を放っている。 画面内のモノクロの世界では、真っ白な顔のゾンビが人間にかぶりついていた。断末魔の悲鳴が墓地にこだまする。 そんな光景を無言で見つめる少年と少女。惨劇にすっかり心を奪われているようだ。 古いゾンビ映画はいよいよクライマックスにさしかかり、朽ちたようにボロボロの服を着た...

ゾンビ同居中Z。] 【#1】ザ・アパート・オブ・ザ・デッド

 概要:  桑潟県(くわがたけん)、加尾長市(かおながし)。 その山沿いの端っこに、とある木造家屋がある。 二階建ての一軒家。近所にある大学に通う学生専用の下宿だ。 深夜。 近くに電灯はあまり無く、月の光だけが男を照らしている。(ここは仕事がしやすい) と、男は思った。 田んぼの間の道を抜け、木造家屋になにげなく、躊躇無く近付く。 誰も彼を見る者は居ない。「知苑荘(ちえんそう)」と表札のかかった玄関の引き戸...

ゾンビ同居中。] 【#14】セブン・デイズ・ア・ウィーク(後編)

 概要:  夕方。 ロメ子の家、居間。 親戚一同(とその上あまり関係ない人まで)集まっての大宴会となっていた。 畳敷きの床に穴が空きそうなくらい、人でぎっしり詰まっている。 長机には並ぶ海の幸と、そして地元の酒。「いやー、また会えてうれしかばい!」 ロメ子の肩をばんばん叩くおじさん。「まあまあ、飲んでくれんね、さあさあ」 ロメ子の持つおちょこに日本酒を注ぐおばさん。「ちょっと背が伸びたんじゃなかの?」「そが...

ゾンビ同居中。] 【#13】セブン・デイズ・ア・ウィーク(前編)

 概要:  お昼の西田井家。 ドン、ドン、ドコ、ドコ。 シャン、シャン、シャン、シャン……。 何やら不思議な、祭りめいた音色が響く。 鳴り止まぬ音楽を聞きながら、厳粛な面持ちで正座するロメ子。 張り詰めた空気の中で口を開き、こう呪文を唱えた。「ぱた、ぱた、ぱた、ぽん!」 どこからか届く、子供のような声が呪文を復唱する。『パタ パタ パタ ポン!』 ロメ子は携帯ゲーム機を持っており、音と声はここから出ているらし...

ゾンビ同居中。] 【#12】バナナナ

 概要:  夜の西田井家。「バナナって、あるじゃないですか」 西田井は漫画雑誌から顔を上げ、声のした方を向いた。 真剣な顔のロメ子と目が合う。「……ありますね」 質問の意図が分からないが、とにかく返事だけはしておく。 ロメ子はその返事を厳粛な面持ちで受け止め、そして次の言葉を口にした。「あれって、踏んだら本当に滑るんですかね?」 西田井は少し時間をかけて考え、漫画の続きを読むことにした。   第十二話【バナナ...

ゾンビ同居中。] 【#11】おかわりいただけるだろうか

 概要: 「ただいま帰りましたー、ってうわ暗っ」 コンビニのビニール袋をぶら下げながら、西田井は自室のドアを開けた。 大学から帰ったら食べるものが一切無いことに気づき、買い出しに出ていたのである。 なぜか部屋は真っ暗になっていた。だが停電ではないらしく、テレビ画面だけは明かりを灯している。「おかえりなさい」 ロメ子がテレビから顔も離さずに答えた。これはいつも通りだ。 ……が、様子がおかしい。「あれ? ゲームじ...

ゾンビ同居中。] 【#10】現金に身体を張れ

 概要:  朝の西田井家。 西田井がコートを着込みながら、「あのー、大丈夫ですよね?」 テレビの前でコントローラーを華麗に操り、ゾンビをさくさく殺しまくっているロメ子に声をかける。「何がですかー?」 ロメ子はテレビから目を離しもしない。「僕が留守にしてる間です。ちょっと桑潟市の方へ行ってるので、何かあってもすぐは帰って来られませんからね?」 桑潟市とは、桑潟県の県庁所在地であり、西田井家のある加尾長市からは...

ゾンビ同居中。] 【#9】僕らのカコへ順回転

 概要: 「お散歩行きたい行きたい行きたーいー! ぎゃー!」 おなじみの知苑荘、西田井の部屋で、おなじみでない光景が展開されていた。 ロメ子が畳の上で腕と脚を振り回しながら、駄々をこねているのである。 その様子を腰に手を当てながら眺めていた西田井が、重々しく口を開く。「そりゃ同じ部屋に缶詰だと飽きる、というのは納得しましたけど……」 ロメ子によく聞こえるように、ゆっくりと言葉を継いだ。「まだ三日ですよ?」 が...

ゾンビ同居中。] 【#8】ウォッチメン

 概要:  お昼である。 朝のドタバタから、はや数時間。ロメ子と西田井は平和に昼食を食べていた。 テレビでは某局の長寿番組、お昼休みのもはや定番となったあの番組が流れている。「あ、『いいとも』だー」 生肉を食べながら、テレビ画面にも貪欲に食いつくロメ子。「言っちゃった」 白飯を噛みながら、西田井はおでこに手を当てた。せっかく名前出さなかったのに。 タモリの〈チャッ、チャッチャッチャ〉の動きで会場が静まった辺...

ゾンビ同居中。] 【#7】イグアナの小娘

 概要:  朝が来た。 さわやかな朝が来た。 キッチンの窓から見える空は雲一つない青白さで(この地方では晴天でも空が若干白みがかる)、弱々しいが暖かな日光がふんだんに降り注いでいる。 下宿の前の駐車場も、そして近隣の家々も雪を被って白くお化粧。 綺麗な景色だ。 きいんと冷えた室内の空気を駆逐するため、西田井は掛け布団を被りながらエアコンのスイッチを入れた。 少し待って布団から起き上がりつつ、ふすまに目をやる...
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