明日から書く。

2014年05月の更新履歴 [前月]  [次月]

--/--/--
スポンサー広告] スポンサーサイト
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] リテミス、フェスエの両名が避難する
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] 図書館が災厄に見舞われる
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] 第四章 プロローグ
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] 幕間3
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] タイムキーパー並びにミシェル嬢、退場
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] フェスエの秘密
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] 時にはパブで、フェスエの部屋で
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] フェスエの部屋
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] フェスエとリテミスの家へ
2014/05/04
図書館グーゴルプレックス] 図書館から外へ
BACK|全3頁|NEXT

スポンサー広告] スポンサーサイト

 概要: 

図書館グーゴルプレックス] リテミス、フェスエの両名が避難する

 概要:  エレベーターの扉が閉まると、息をつく間もなくリテミスが口を開いた。「まだ[ハイパーリンク]が無事なカウンターはどこだ?」 これはフェスエへの質問ではなく、エレベーターの命令系統への質問である。 間も無く、落ち着いた女性の声で応答があった。『五番、八番、十一番、二十二番、三十一番です。それ以外のカウンターは使用不能です』「よし、そのどれでもいいから向かってくれ」『了解しました』 エレベーターは動き...

図書館グーゴルプレックス] 図書館が災厄に見舞われる

 概要:  ジリリリリリリリ!! 突然、図書館内に警報が鳴り響いた。 フェスエはカウンターに置いて読んでいた本から、しぶしぶ顔を上げた。 火事でも起きたのだろうか? たぶん、スプリンクラーが消し止めてくれると思うが。「おい、フェスエの嬢ちゃん」 カウンターの後ろ、「事務室」と看板のかかった部屋からリテミスが出てきた。「あ、リテミスさん」「あ、じゃないよ。呑気に本読んでる場合か?」「えーでもー、ただの本じゃない...

図書館グーゴルプレックス] 第四章 プロローグ

 概要:  災厄は起きた。 事前に人々がこれを察知し、出来る限りの予防策を講じていたにもかかわらず。 最高の知性と技術を持ったスタッフたち、優れた洞察力と判断力、実行力をあわせ持つリーダーが、考えられる限り最高の、見方によれば行き過ぎとも思えるほどの予防措置を施した……だが、災厄は起きた。 これは仕方の無いことである。「事故が起きる可能性があれば、事故は起きる」 これは経験則に違いないが、宇宙の真理と言っても...

図書館グーゴルプレックス] 幕間3

 概要: ○「水素爆弾四十重奏曲」水素爆弾四十重奏曲(Hydrogen Bomb-Quadragetet)は、グーゴルプレックス図書館技術院長官、ジタンファ・ドロザンド・アルヒレト=ホテップ・ヤリナレス・グリバウン・ユン=イラーラ・フウドラザイ・リンパン=タン・ルウン・ジャビム・ヨハルネト=ラハイ・フェイトが作曲した重奏曲。彼の長大なオペラ「宿命」の「キューバ危機」の最終場面の曲。2010年(図書歴)に作曲された。○作曲の経緯図書館...

図書館グーゴルプレックス] タイムキーパー並びにミシェル嬢、退場

 概要:  翌朝。 すっかり身支度を調えた紳士と少女は、グーゴルプレックス図書館四十二番カウンターの前に立っていた。二人の後ろには、雪崩を起こしてしまった本の山が二つ。「それでは、どうもお世話になりました」 紳士がリテミスに歩みより、手を差し出す。 リテミスはそれをしっかり握った。「どういたしまして。また機会があったら飲もうぜ」「ええ、ぜひとも」 紳士はうなずいたが、横で少女が腰に手を当てているのに気づいた...

図書館グーゴルプレックス] フェスエの秘密

 概要: 「まだ帰ってこないのね。もう、先に寝てしまうわ」 少女がベッドの上でふてくされて、横になった。「あ、わかりました。それじゃ、お休みなさい」 フェスエは気を利かせて、部屋を出ようと席を立つ。「あっ、その、寝るまで横に居てくださらない?」 が、少女に呼び止められてしまった。フェスエが椅子に座り直す。「やっぱり、お一人では寝られませんか?」「寝られるわ。ああ、ウソをついたわ、だから行かないでちょうだい。...

図書館グーゴルプレックス] 時にはパブで、フェスエの部屋で

 概要:  同時刻、地元のパブ。 リテミスがビールで満ちたジョッキを持ち上げる。「それでは、二人の再会を祝して! かんぱーい」「はい、かんぱーい」 かちーん。 リテミスと紳士は持っていたビールジョッキを打ち合わせた。「何回目だよ、だんな」 パブの亭主は半ば呆れながら笑っている。 なぜなら、彼らがパブに入ってからかれこれ二時間も経つのに、ジョッキにビールが新しく注がれるたび、こうして乾杯をしていたからである。...

図書館グーゴルプレックス] フェスエの部屋

 概要:  フェスエの部屋は雑然としていた。 手狭な部屋に、ベッドとタンス、机や本棚が置かれ、作業台まですえつけてあった。 唯一ある窓は机の上に置かれた本棚で半分埋まってしまい、室内が薄暗い。 作業台の上には卓上旋盤と卓上ボール盤が固定され、ネジや金属の削り粉が端っこに転がっている。 さらに(雑多な物体の入った)容器をいっぱい収めたガラスのデシケーター(防湿庫)と、馬鹿でかい(作りかけの)エンジンか何かが鎮...

図書館グーゴルプレックス] フェスエとリテミスの家へ

 概要:  正確に言えば、もちろんシーリングファンでは無い。 天井に取り付けるには大きすぎるし、そもそも自力で飛んでいる。 それにプロペラも(相対的に)いささか小ぶりだ。だが最も違う点は、そのゆっくりと回転するプロペラの上に大きなテーブルがあり、そのテーブルの上に城塞都市が築かれていることだろう。 モン・サン=ミシェルの模型をテーブルの上に乗せ、シーリングファンをテーブルの下に取り付ければ、かなり近い見た目...

図書館グーゴルプレックス] 図書館から外へ

 概要:  リテミスの名刺が振動しながら鳴りだしたのは、「閲覧室」を去ってから二時間ほど経ったときだった。 そのとき、フェスエとリテミスはカウンターに座って、ケーキ屋(図書館内コンテストで優勝経験あり)で買ってきた新作のプリンケーキに舌鼓を打っていた。 リテミスが名刺を取り出して通話ボタンを押すと、紳士のいささか困った顔が現れる。「どうした、タイムキーパー?」「ええ、実はお嬢さまが、どうやら体力の限界のよう...
BACK|全3頁|NEXT
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。